経絡指圧の祖 増永静人先生は著作の中で

 

「 病気を治すのは、患者の自然治癒力であり、私たちの指圧によってではない。診断を的確に行うことは、患者の治癒力を完全に働かすことになり 診断はその診断の認識を患者の体に直に指示していく行為に過ぎない」と述べられています。

 

我々治療家は、難しい症状を治すと、自分の力で治したと思いがちなのですが、増永先生はそう思うことを戒めています。

 

自分の我を捨て、ありのままに患者さんの身体を見て、感じ、症状があるところばかりに意識を集め、力を入れ、我を狭めている状態から、真の原因になっている、力が抜け過ぎ、ハリが抜けているところを黙って指圧し患者さんの心身の不足不満を補うと治癒が起こるというのが、経絡の治病理論です。

 

ちょっと説明が難しいですけど、例えばオートバイで暴走するなどの反社会的な行為をやめさせようとする時 それを症状とみて 対症療法的に無くそうとしても いわば力づくでコリをほぐそうとしているわけです。力づくで止めさせようとすれば、より強い反発が起こり、コリもどんどん強く揉まないとほぐれなくなる状態に陥ります。

反社会的な行為をするのは、真の原因である家族や周囲から愛情をもらえていない等、心の不足を満たす、不満を解消したいという思いがあります。そんな不足が反映されている身体のハリが抜けている箇所を、包み込むように温め、指圧することでコリは揉まなくとも消えていくのです。

 

 

もちろん解剖生理学的な理屈をつけて、循環が落ちて、筋力が低下し、延長してしまっている深層筋の循環を上げるから、しわ寄せが〜というような科学的な説明も必要なんでしょうけど、私は手当の心の方が大事だと感じています。

さっきの暴走行為の例えじゃないですけど、本人自身も、なんでそんな事をしているのか自覚できないでいますから、脳の表面で処理する理屈で解決出来るものではなく、原始脳と呼ばれるもっと深い箇所に働きかける施術が必要なのです。

 

暴走行為など反社会的な行為をやめさせる専門家がいるとして、自分のカウセリング技術が素晴らしいと理屈ばかり言う人に、果たして心を開き、自分の不足不満を満たしてもらおうと思うでしょうか

 

手塚治虫先生の「ミクロイドS」の主題歌(古い 笑)の一節に「心を忘れた科学には 幸せ求める夢がない〜」というのがありましたが、昔の町医者の先生は痛い箇所を触診し、共感してもらえて、それだけで半分は治ったような気持ちになったものです。

自分の功名心、我を捨てる修行が経絡には必要なのですけど、そんなところも治療家がマーケティングを疎んじる原因になっているのかなとも思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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-東長崎 南長崎 整骨院, 経絡

不足不満を補う
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