当院の治療 経絡指圧について

 

経絡指圧とは

 

経絡指圧とは、増永静人先生(1925-1981)が創始された浪越指圧と双璧を成す指圧療法です。海外では禅指圧と呼ばれ、海外で指圧と言えば、通常経絡指圧の事を指します。先生の没後40年近く経った今でも御徒町にある先生の治療院を海外から訪れる方が後を絶ちません。

 

スジとツボの治療法

 

経絡指圧は、別名スジとツボの治療法とも呼ばれていて、内臓のはたらきが低下すると、内臓ごとに冷えて、縮むスジがあります。例えば肺・大腸の働きを反映する肺・大腸経のスジはこんな具合に身体を走行しています

青が呼吸の状態が出る肺経、ピンクが大腸の状態が反映される大腸経です。

例えば、喘息や無呼吸症候群など、呼吸器疾患や、便秘や潰瘍性大腸炎などがあると、青とピンクのスジが冷えて縮みます。このスジは皮膚の表面からは、深い箇所にあり、骨格を支える姿勢維持筋であるインナーマッスルとも呼ばれます。

つまり呼吸・大腸の調子が悪ければ姿勢維持筋が冷えて縮み、下図のような姿勢になるのです

 

この姿勢はデスクワークや家事など、日常生活で多くとる姿勢です。

巻き肩で腕が捻れ、胸郭が開かず、肋骨の下の横隔膜や脚の付け根の大腸が圧迫された、肺と大腸の機能を低下させる姿勢にもなっていて

肺・大腸の機能が低下 ⇔ 肺・大腸の機能を低下させる姿勢という悪循環になり、経絡指圧はこの悪循環を断ち切る治療とも言えます

他の治療法とのちがい

 

マッサージ、ストレッチ

マッサージやストレッチは筋肉のコリのみを対象にしていますが、コリのような症状だけを取ろうとすると、薬の量や強さをどんどん増やさないと効かなくなっていくのと同様に、筋肉も強い刺激から、守ろうとして、段々硬くなっていき、さらに強く揉まないと効かなるというような事態に陥ってしまいます。対症療法を止め、姿勢や冷えをとるなど根本から治す必要があります

 

筋肉や骨格を整える整体

骨盤や背骨を整え、根本から治すというフレーズを良く聞きます。しかしマッサージ同様に、骨格や筋肉を整えたとしても、内臓の働きが悪く 該当する姿勢維持筋が冷えて縮んでいるのなら、整えた骨格も日常生活の負荷ですぐに元に戻ってしまいます。ツボで内臓の働きを高めて、該当する姿勢維持筋の冷え縮みをとらないといけません。

 

外傷による骨折など、身体をモノとして修理する以外は

身体を一つの生態系として、分けずに丸ごと治す必要があります

それが東洋医学である経絡治療なのです