以前、紹介した肥田式強健術 武道家や治療家がこぞって、奥義を体得しようとして実践を試みましたが、創始者の肥田春充先生以外には、ほとんど奥義を体得した人はいないのではないでしょうか。

私も研究会に熱心に通って、自分でも色々な工夫をしてみましたが、ともかく難しい。長く実践している研究会の会員さんでも、私が憧れるような効果を上げている人はいなかったように思えます。

対してJOYトレは3ヵ月で色々な効果がありました。表面ではなく、経絡が対象にしている深層筋、スジへのアプローチを可能にしたキューブ波の恩恵です。難解だった経絡の鍛錬を、技術の進歩が可能にしたのかもしれません。

 

私は、これまで、経絡を治療にのみ用いてきましたが、平田先生や肥田先生は強化、鍛錬が可能な運動線として経絡を捉えています。

 

平田内蔵吉先生 「治病強健術 熱鍼療法全集」より

経絡の流れに従って力を入れると、一番楽で、一番自然で、一番気持ちがよろしい。気合を入れる時も、皆この経絡の流れに添うて力を入れます。撃剣でも柔道でも拳斗でも皆このやり方でないと上達しません。

むやみに力を入れても、決して筋肉の発達も、骨格の整正も、内臓の壮健も、動作の敏活も望めるものではありません。舞踊やダンスや所作事の美は、皆この経絡の運行の自然に期せずして合している事が、その美の基調をなしているのです。

ある経絡線のみ力を入れて、他は脱力をすると、いわゆるその道の上級者の身体の使い方が容易に習得出来るのです。例えば合気道、ゴルフは腎・膀胱経、バイクや乗馬は小腸経。和太鼓は肝・胆経といった具合です。

理にかなった動作=経絡線に沿った動作と言えるかもしれません。

 

具体的に実例をあげると

(キリンファンブック©東本昌平©モーターマガジン社)

www.motormagazine.co.jp

 

このバイクのライディングフォーム これは乗馬のフォームも同じだと思うのですが、バイクというのはハンドルに体重をかけないで、背筋で上半身を支えているのですが、見事に背中の小腸ラインを使っているのです。

タンクをはさむニーグリップも、内くるぶしではさみこむヒールグリップも小腸ラインを緊張させます。また肘を脇に張り出し、小指メインで握り込むグリップも小腸ラインを使います。

そして何より・・・・・人車一体のシルエットが美しいです。 まさに平田先生が言われるように【舞踊やダンスや所作事の美は、皆この経絡の運行の自然に期せずして合している事が、その美の基調をなしているのです】です。

 

あとはこの経絡線に従った動作の恩恵というのは、自分自身が、バイクや自然など、周囲と調和し、つながれる一体感を感じられるという事です。私は今はバイクを降りていますが、私がいなくても店が回るようになったら、またバイクにリターンするつもりです 笑

そんなバイクの持つ魅力を、端的に表しているのが片岡義男さんの小説です。寝る前とかに何回も読み直して、悦に入っている箇所を紹介したいと思います。

 

 

片岡義男著 「時には星の下で眠る」より

 

深い艶をたたえた、きわめてダークブルーの夜空は底なしの広がりだ、その深さと広さを相手に、オートバイと一体になった自分が、今渡り合っている。

静止した深さや広さでなく、生きているオートバイと自分の命の律動が夜空にむかって遠く解き放たれ、高原の夜空に抜け落ちたように広がるスペースの、巨大な律動をゆり起こす。

その息使いが、自分とオートバイめがけて、あらゆる方向から帰ってくる‥‥グリップを回すのは確かに彼女の右手だが、アクセルを開くことを命令するのは、オートバイのメカニズムをかいくぐって一体となりつつ、夜の空間に解き放たれている彼女の感覚全体だ。

そしてその感覚はターンパイクの夜の空間の、あらゆる部分と緊密に、そして複雑に結びついている。路面と接し続けている前後の2つのタイアの、ほんのわずかな面積をとおして現実に繋がりつつ、敬子は異次元と呼んでもいいほどの幻想空間にいま飛び出している

 

 

 

まさにツボを響かせ、全てと調和  うーん バイクの魅力を描きすぎている  笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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-東長崎 整骨院, 経絡, JOYトレ

最新運動理論としての和イズム
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