増永静人先生の著作をひもとくシリーズの1回目は「治療百話」の第一話 「子供の足」です。

 

 

増永静人著「治療百話」より

つい先日のこと、足が痛いと言って4歳の男の子が母親に背負われてきた。歩かせてみると左足を爪先立ててビッコを引く。これはアキレス腱がつれて踵がつけないのだから「甘いものが好きでしょう?」というと、「別に甘いものを沢山食べるというわけじゃありませんけど」と母親が答える。腹部を診ると肝臓がパンパンに張っており、口をのぞくときれいに全部ミソっ歯だ。(中略)次の週にきた時、腹をみると肝臓のはれがすっかり引いている(中略)アキレス腱のツレが肝の弱りからくるのは、漢方では常識である。それが西洋医にはわからない。小児麻痺だと言われ、一年も整形マッサージに通っていた子も、同じ原因で足関節までズレていたが、この子も食べ物を改め、指圧で良くなった。

子供は素直で自然のままに育っている。これを歪ませるのはどうも親の責任に思える。それを足の腱だけマッサージをしたり、時にはつれるところを切断して治そうというのが、局部しか見ない西洋医の考えである。子の足もとをみると、親の生活の歪みがわかる。それを気づかせようと、子供はビッコをひいてくれるのではなかろうか

 

 

 

私が経絡の五臓六腑の状態をスジで診る「切診」がなんとか出来るようになった時、肝のスジの弱りからくる歩行異常が出ている患者さんが来院されました。

それまで研修先の整骨院、治療院で教えられたマッサージやストレッチ、整体などが、筋肉や骨から成る骨格が、環境や内臓の影響とは無関係の単に部品の寄せ集めから成るとし、その修理に終始していました。

ところが経絡の「内臓の状態が筋肉や靭帯に影響を及ぼす」という考えで、内臓の調整&食事指導をし、見事に治るのを目の当たりにし、「環境の影響を受けている生きた人間の治療」にシフトしていく喜びを覚えると共に、経絡を知れば知るほど、その奥深さに感銘を覚えました。

そればかりでなく、経絡は親子関係の歪みまで洞察出来るような、「人間医学」であり、いつかは経絡のスジの歪みである「証」が表現している的確な解釈が出来るようになりたいものだと思いました。

それも保険診療では、そんな治療が出来る筈もなく、いつの間にか、短時間で数をこなすようなスタイルになってしまいました。

今後は自費治療で、しっかりと時間をかけ、本当の「人間医学」である経絡の研鑽をしていきたいと思います

 

経絡は他の治療とは重なりません 他の治療にはない、経絡の効果を切実に必要としている患者さんは絶対にいます

 

なのに ギックリ腰が治りますとか、妊婦さんのお腹が凹みますとかうたってしまっていて、競合に巻き込まれたり、未だ本当の経絡の魅力を伝えられないのがもどかしいです。

 

人間医学である経絡治療の根底には、科学化西洋化する前の、古き良き日本にあった生きた人間同士が手を当てて、つながり、共感する「手当て」の心 和イズムが流れています。

 

 

 

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第一話 子供の足
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