現在の武道やマッサージなどは、解剖生理学がベースになっていますが、和の武術と治療は、経絡理論がベースになっています。
まずこの動画を観て下さい
武術は殺法ですが、活法としての経絡治療をわかりやすく説明して頂いていると思います。
八光流柔術
https://www.youtube.com/watch?v=70H8d8sAAiU
八光流柔術というのは、合気道の中でも経絡色が強い武術です。動画で腕のスジを用いて、内臓に効かせる技をされていますが、私も最初 「なぜ腕のスジが内臓に影響を及ぼすだろう?」と悩み抜きましたが、武術からのアプローチで糸口を掴む事が出来ました。
現在筋膜リリースなどの、西洋医学的なアプローチで内臓調整をする試みをされていますが、経絡には構造がなく、解剖生理学の身体を分けて、モノとして分析し、またそれを組み立て直したのが人体であるという前提では、理解出来ません。
経絡は、骨や筋肉、内臓などモノとしての身体のスキマを流れる何かです。それはツボの響きなどの感覚でわかるもので、頭でわかるものではなく、増永先生が言われる「いのち」そのものなのかもしれませんね
合気道の道場へ行くと、半分以上が外国の方だったりするのですが、日本人よりも、「西洋化する以前の日本にあった大切な何か」に興味を持たれているのだと思います。
それは喜ばしい事でもあり、残念な事でもあります