病院や整骨院などの保険治療は、病名をつけて、部分的に「とりあえず」痛みや症状をとるということになります。
保険を使えない街中のリラクゼーションも、なぜ安いかといえば、筋肉のコリを「とりあえず」揉んでほぐすという対処療法だからです。
結果すぐにまた通うことになり、原因を正さない限り「いつまでも」という話になります。
対して自費治療の高価格の理由は、「とりあえず」というものではなく、症状をつくっている原因の改善をし「根本的に」に治し、「いつまでも」という状態に終止符を打つ事を目指します。
しかしいいことばかりではなく、根本的に治す場合、好転反応と言われる、一時的に悪化するような状態も出てきます。
慢性的な痛みやしびれのある方は、循環も低下していて、感覚も麻痺していて、痛みも感じなくなっています。
ツボで循環を上げていくと、感覚も戻り、逆に痛みを感じ始めます。
つまり免疫力を上げ、根本的に治す過程で、通らないといけない関門なのですが、とりあえず痛みや症状をとるという治療を受けてきた方は、逆に悪くなったと感じてしまいます。
色々な治療を受けて、当院にいらした方は「根本的に」治す治療の経過を理解していますし、痛みや症状がとれた=治癒という考え方もされていません。
これまで、なぜ他で自費治療を受けてきた人しか、継続しないのだろうかと感じていましたが、「根本的に」治す際の心構えや経過など、私が説明しなければ、知る由もなく、全ては私の責任だったのだと猛省しています。